2018年10月15日

シニア青春倶楽部でリハビリ!

こんにちは、シニア青春倶楽部の機能訓練指導員です^^

シニア青春倶楽部のリハビリフロアには様々な症状の利用者様がリハビリに来られています。

今回ご紹介するのは「肋骨骨折」です。

シニア青春倶楽部の利用者様はご高齢であるため自宅で転倒されることがしばしばあります。
そして利用者様は強い痛みがあるのに「大丈夫」といって普通に生活を送られる方がおられます。

今回ご紹介する利用者様も自宅で転倒して背中や前胸部に強い痛みがあるにも関わらず、普通に来苑されました。
しかしご様子を見ているとあきらかに動きも悪く、何かしら(肋骨骨折)を受傷してるように思われ、音叉によるスクリーニング(骨折検査)を行いました。

下の写真は骨折検査時に陽性反応を示した箇所にマーキングをしたものです。
IMG_0447.JPG
(※今回の写真は利用者様本人が恥ずかしがり屋さんだったので、状況を職員による再現でおおくりしています^^)

写真は利用者様(職員モデル)の側腹部の写真です。
赤いスキンマーカーで×印をしているところがスクリーニングで疼痛の訴えがあった箇所で、さらに〇印をしている箇所が骨折の陽性反応があった箇所です。

スクリーニングでは明らかに側背部の下位肋骨(第10肋骨付近)に陽性反応がありましたが、ご本人様は前胸部に運動痛や安静時痛を訴えられました。

下の写真の青い矢印部分がご本人様が痛みを訴えられた箇所で、赤い矢印が実際に受傷していた箇所です。
矢印写真2.jpg
(※今回の写真は利用者様本人が恥ずかしがり屋さんだったので、状況を職員による再現でおおくりしています^^)

このように受傷部位とはなれた箇所に痛みを訴えられる方は多くおられます。
背中などは痛覚や触圧覚があまり鋭敏ではないのでこのような現象が良くあるのではないかと思います。
利用者様の受傷部位を探していると「そこじゃなくてコッチが痛いの!」とよく言われます^^

一応、帰ったら受診予定とのことだったのでマーキングをそのままにしてお帰りいただいたのですが・・・なんと診断結果では骨折はしていないとのことでした。

これはおかしいと思いよくよく話しを聞いてみると今回担当したドクターは触診や視診は無く、X線画像のみをみての診断だったとのことです。
しかし、明らかに骨折の陽性反応があったので「やはり骨折していると思います。」と家族様に伝え、また家族様も違和感を感じられて違う病院で検査したところやはり「骨折」の診断結果が出ました。
その病院ではX線画像ではなくエコー画像による検査で判明したとのことです。

以前にもご紹介しましたがX線画像では診断しにくい骨折が有るので注意が必要です。

今回ご紹介したご利用者様も、骨折の状態をみながら出来る範囲のリハビリを実施しながら経過をみていましたが、今では肋骨骨折は治癒されました。

シニア青春倶楽部ではこうした身体に痛みの訴えのある利用者様のリハビリを実施していますので、身体状態の確認をしっかりと行うように心掛けています。

シニア青春倶楽部ではこうした、
「その人その人の状態にあったリハビリ」
を心がけています。 日常生活の動作でなにかお困りでしたら是非、ご相談ください!

posted by 在宅介護相談センター スタッフ at 19:16| Comment(0) | 日記

2018年09月28日

シニア青春倶楽部でリハビリ!!

こんにちは、シニア青春倶楽部の機能訓練指導員です^^

シニア青春倶楽部のリハビリフロアには様々な症状の利用者様がリハビリに来られています。

今回ご紹介するのは「椎間板ヘルニア」です。

この「椎間板ヘルニア」はかなり有名な症状で、高齢者である利用者様だけでなく、このブログお読みのみなさんの中にも経験がある方も多いのではないでしょうか。
(ちなみに私も経験者です^^)

では椎間板ヘルニアとはどういったものかと簡単に言うと、

「背骨と背骨のあいだの軟骨(椎間板)が通常の位置からはみ出している状態」です。

しかしこの椎間板ヘルニアは意外に無症候のものもおおくあり、ヘルニア状態は全部ダメと言ったものでも無いようです。

今回ご紹介する利用者様は、以前は脊柱管狭窄症で車椅子生活を送っていたがシニア青春倶楽部のリハビリによって歩行器歩行まで回復し、短い距離であれば何も使用しないで自立歩行が出来る状態になっていました。

しかしある日、急に腰部と両ふくらはぎの強い痛みを訴え、再び車椅子に戻ってしまいました。
受診の結果、第3と第4の腰椎間と第4と第5の腰椎間に椎間板ヘルニアが見られ、これが原因と思はれるので手術をしましょうと担当した医師に言われたとの事でした。

しかし、この話しの内容には少し違和感があったので利用者様や担当のケアマネージャーさんに「なんか違和感があります。もう少し詳しく検査したほうがいいのでは?」とお声かけをさせていただいていました。

なぜそう思ったかというと、上記の背骨の高位には既に脊髄はなく、神経根(馬尾神経)しかないにも関わらず下肢には左右対称の同じ位置に痛みを訴えられていたからです。
たとえ2カ所の椎間板ヘルニアがあっても神経根症が左右同位置で神経根に触って症状がでるとも思えないし、ましてや高位が違うヘルニアだったので「なんかおかしいな・・・」と思っていました。
利用者様の家族様とケアマネージャーさんも、違う病院で再検査する気になり、再検査した結果、「椎間板ヘルニアはあるが今回の症状には直接関係してないと思われるので保存療法で行きましょう」とのことでした。

結果、この利用者様はシニア青春倶楽部では強い痛みが出ない範囲のリハビリを実施しながら経過観察されていたところ、そう長くない期間で強い痛みもなくなり、今では以前の脊柱管狭窄症から回復されたころの状態に戻って元気にトレーニングに取り組んでいらっしゃいます。

この今回ご紹介している「椎間板ヘルニア」にはいくつかの分類があり

@膨隆型
A突出型
B分離型
C分離脱出型

等の型にわけられます。
(文献によって分類が異なる場合があります。私が習ったところではこの分類でおそわりました^^)

この分類の@膨隆型では椎間板が腫れている状態で、しばらくの期間安静にしていると腫れが治まるとのことです。(椎間板も人の組織なので腫れるそうです)

今回の利用者様はひょっとしてこの膨隆型だったのではと考えています。(実際のことはよくわかりません。)
そして医師によっても診断や治療方針におおきな違いがあることがあらためてよく解りました。

今回は写真が難しいないようなので、この利用者様のトレーニング風景を載せさせて頂きます。
IMG_0286.JPG

シニア青春倶楽部ではこうした、
「その人その人の状態にあったリハビリ」
を心がけています。 日常生活の動作でなにかお困りでしたら是非、ご相談ください!
posted by 在宅介護相談センター スタッフ at 20:07| Comment(0) | 日記

2018年09月14日

シニア青春倶楽部でリハビリ!

こんにちは、シニア青春倶楽部の機能訓練指導員です^^

シニア青春倶楽部のリハビリフロアには様々な症状の利用者様がリハビリに来られています。

今回ご紹介するのは「仙腸関節機能不全に対する関節マニュピレーション」です。

この「関節マニュピレーション」は以前ご紹介した「関節モビライゼーション」とは違う手技のリハビリになります^^

仙腸関節は身体の痛みや健康維持などの治療や手法など、いろいろな場面で取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが一応、だいたいの位置を写真でご紹介します。

下の写真の矢印の部分あたりにある骨盤の関節のことを「仙腸関節」と呼びます。
無題.png

そしてこの仙腸関節の機能不全が起きるとどうなるかというと、
まず単純に痛みがでて歩きづらくなります。(ひどいときは歩けなくなります。)
また臀部や膝、下肢の広い範囲に痛みや痺れがでてくることがあります。

ではなぜ仙腸関節の機能不全でこのような症状がでるかというと、医学的にもいろいろなことが言われていますが、まず関節ですので関節面がうまく噛みあっていない状態だと痛みをだします。
また、関節にズレが生じた状態だと関節をつなぎとめている関節包や靭帯(仙腸関節に多くのな靭帯が関わっています)が損傷したり引き伸ばされることによって、関連痛として生じる症状や、逆に関節が硬くなって動かないことによって生じる症状が多いようです。

ではこの状態をどうするかというと、
やはり関節を出来るだけ良い状態にリハビリしていくことだと思われます。
しかし利用者様は高齢者ですので、年齢からくる組織の損傷や変形が多々あるのでリハビリではこれを改善するのには限界があります。
基本的に骨や関節の変形は戻りませんので、位置関係や動きを改善させることのみが目的となります。

次の写真は臀部に痛みと痺れを訴えられた利用者様の仙腸関節の機能不全にアプローチしているところです。
IMG_0314.JPG

写真の手技は仙腸関節周辺の各関節を固定して、仙腸関節のみに圧を加えるための体制をつくって施術しているところです。

この方法は特定の仙腸関節の機能不全が原因で症状が出ている場合は有効に結果がでますが、原因が違っていると効果がえられません。
また、利用者様の身体状況をよく把握した上でしっかりとした経験者が実施しないと違う障害を誘発する場合がありますので気を付けて下さい。
(※高齢者にはあまり実施しません。今回ご紹介している利用者様はたまたま適用できる症状と状態だったので実施した数少ない例なので、こんなものもありますよ〜といったご紹介です。どちらかというと青年期から中年期のかた向けの手技です^^)

シニア青春倶楽部ではこうした、
「その人その人の状態にあったリハビリ」
を心がけています。 日常生活の動作でなにかお困りでしたら是非、ご相談ください!
posted by 在宅介護相談センター スタッフ at 18:42| Comment(0) | 日記